登山のなかで学んだ1つに自分の行動は自分で決めるということ。
言われてみれば当たり前のことなんですが、日々の生活の中では忘れがちなことかと思います。何か不都合なことがあった場合、人は普段はどう感じているのか。
誰かのせい、道具のせい、環境のせい・・など、キリがないほど〇〇のせいにしていることに気が付きます。もし100%なにかの外的要因があった場合、その責任は他にあり、自分は被害者だと思ってしまうのはあると思います。
しかし、行動しているのは自分自身であって、意思決定や現在の行動も自分が決めたことで、未来はその結果となります。過去や環境の影響でもなく、今の結果にすぎません。
登山での行動はシンプルです。進か、やめるか。自分に今できることは体を動かすことのみであり、天候や路面状況等の環境は変えられません。山頂に到着するには行動するしかないのです。
普段の生活で活かせることは、今自分が考えることが影響の輪の中なのか、関心の輪の中なのか。その判断は重要です。
関心の輪は外側にあり無限に広がっているイメージです。影響の輪は自分自身であり、大きくすることも、小さくすることもできます。他人の行動は自分には変えられませんが、自分の行動で他人を影響し、他人が自分を変える変化は起こせるでしょう。また他人の影響で自分自身の行動を変え、自分の影響の輪を広げることは大切なことと思います。
関心と影響の境目を見極めて、今できることにしっかりと目を向けることで環境も変わっていくと思います。この影響の輪は7つの習慣で書いてある重要な考え方の1つです。