◇登山コース◇
上高地~岳沢小屋(1:20)~重太郎振新道(3:00)~前穂高岳(往復0:50)~奥穂高岳(1:50)~穂高岳山荘(0:30)~涸沢(2:10)~横尾(2:00)~徳沢(1:10)~明神分岐(1:00)~上高地(1:00)
上高地へ行くには手前のさわんど駐車場に車を止めてバスで上高地へ入ります。バスの始発は朝5時。上高地到着が5時30分になります。上高地に入る手前の釜トンネルは夜間は閉鎖されており、こちらも朝5時に開通になります。さわんどバスターミナルでタクシーに乗れると先にトンネル手前まで行ってくれるので、トンネル開通と同時に上高地入りでき、約20分ほど早く入ることができます。
上高地をスタート
今回は前穂高から奥穂高岳へ周回する為まずは河童橋を渡ってそのまま前穂高岳登山道へ進んでいきます。薄暗い中のガレ場を上るので転ばないように慎重に。まだ早朝の為振り返ると雲海が広がっていきなりの絶景が見れるかもしれません。
ひたすら登っていくと岳沢小屋が見えてきます。とりあえず一休憩して次の重太郎新道に備えましょう。重太郎新道から見える西穂高までのいくつものピークや焼岳、乗鞍岳の景色は迫力があります。
紀美子平から前穂高岳
重太郎新道を終えると前穂高岳と奥穂高岳の分岐点、紀美子平へ到着。前穂高岳への往復も1時間程かかるので、ザックをデポしていく人が多くみられました。なかなかの急斜面です。
前穂高岳から見下ろす涸沢カールは絶景ですね!山頂は広く岩場が広がっています。あまり端っこに行き過ぎると滑落の危険性があるので注意です。
前穂高岳から戻り奥穂高岳へ向かいます。奥穂までの吊り尾根は更に急になり、鎖場もあります。今まで以上に慎重に歩みを進めていきます。
吊り尾根の終盤。稜線に出て振り返ると先程の前穂高岳北尾根がカッコよくあらわれました!北尾根は上級者向けのヴァリエーションルートの為、クライミングギアが使えない一般登山者は危険なので行けません。
奥穂高岳の山頂
前穂高岳を背中に進むと奥穂高岳のピークがあらわれます。長い道のりもやっと折り返しです。ジャンダルムもしっかり見えました。このジャンダルム~西穂高は一般登山道ですが、浮石も多く危険です。登山の経験と知識を備えてから行きましょう。
いつまでも眺めていたいですが、山頂で景色を楽しんだらここからは下山です。まずは穂高岳山荘へ向かいましょう。北アルプスの山小屋はどこも綺麗で赤い屋根がカッコいいですね。
穂高岳山荘から4方向に分岐しており、新穂高ロープウェイ方面へ抜けるルート。涸沢岳、北穂高岳へ向かうルート。いま来た前穂高岳へ向かうルート。ザイテングラートを経由して涸沢カールへ向かうルートがあります。今回は涸沢カールへ向かい、そのまま上高地へ帰還します。
涸沢カールまでの下りも岩場だらけで注意が必要です。ここから見下ろす眺めもいいです。秋の涸沢は名所中の名所ですね!
涸沢カールに到着
秋の涸沢カールは紅葉を見に人で賑わいます。登山道が渋滞することも多くあります。もう10月なのにこの年はまだ雪が残っていました。せっかく紅葉を見るならゆっくりしていきたいですが、今回は日帰りでもうお昼時なので一服したら出発しました(泣)今度はテン泊でもしてゆっくりしたいです。
涸沢ヒュッテのデッキは広くて絶景を見ながら食事も摂れます。肌寒いこの時期におでんでも食べながらゆっくりとした時間を過ごしたいですね。私はいつもカレーを頼みます(笑)
後は上高地に向かい下山します。が、まだまだ距離は長く疲労もたまってくるので油断はできません。これまでの余韻に浸りながら、でも歩いている1歩1歩を楽しみにながら上高地に向かっていきましょう。途中の本谷橋は川からの涼しい風が気持ちいい休憩場所なので一息ついて横尾キャンプ場へ向かいます。ここからはほぼ平坦な道になり、上高地まで約11Kmの道のりを歩きます。地味に長いですね。
河童橋からの穂高連峰
上高地に帰ってきたときは人の多さに変な安心感がありました。この日のながい山行で緊張していたのか、ホット一息付けた気がします。定番の河童橋から穂高連峰を見上げると、歩いてきた山の遠さに達成感がありました。またルートを変えてチャレンジしてみようと思います。
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まだ見ぬ絶景を求めて
登山の学びで人生に勇気を持ち
今日という一日に感謝をする
初心者登山家が奥穂高岳を目指した記録
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