はじめに|「増やす」と「守る」のバランスが資産形成の鍵
資産形成を考えるときに重要なのは、リターンを追いかけるだけでなく、リスクを抑えること。
つまり、「攻め」と「守り」のバランスを取ったポートフォリオ設計が重要です。
本記事では、「リスク資産(株式など)」と「安全資産(金・債券など)」をどう組み合わせればいいのか?
初心者でも実践できる考え方やおすすめの配分例を紹介します。
そもそも「リスク資産」と「安全資産」とは?
資産タイプ | 例 | 特徴 |
---|---|---|
リスク資産 | 株式・REIT・暗号資産 | 値動きが大きく、リターンも大きい |
安全資産 | 国債・金・現金 | 価格が安定し、資産防衛に向く |
✅ ポイント
・「リスク資産=危険」という意味ではない
・適切な比率で保有することで全体のリスクが抑えられる
各資産クラスの特徴と役割
📈 株式(リスク資産)
- 長期的には最もリターンが期待できる
- 世界経済の成長を取り込む王道資産
- 一方で暴落時の下落幅も大きい(例:リーマン・コロナショック)
▶️ インデックスファンド(S&P500や全世界株)で分散が基本
💰 債券(安全資産)
- 国や企業への“貸付”で安定的に利息収入が得られる
- 株式と逆相関になることが多く、リスクヘッジに有効
- ただし金利上昇局面では価格下落もある
▶️ 日本国債・米国債ETF(AGG、BNDなど)がおすすめ
🪙 金(ゴールド)
- 有事の避難資産として世界中で重宝される
- 株や通貨と異なり「無国籍資産」なので、政治・経済リスクに強い
- 収益は生まないが、資産の安定化に◎
▶️ GLD(ETF)や純金積立が手軽で便利
ポートフォリオの基本形:株式×債券×金
🧩 モデル①:安定志向タイプ(リスク許容度:低)
資産 | 割合 |
---|---|
株式(インデックス) | 40% |
債券(国内・海外) | 40% |
金 | 10% |
現金 | 10% |
→暴落耐性が強く、値動きも穏やか。
🧩 モデル②:標準タイプ(バランス志向)
資産 | 割合 |
---|---|
株式 | 60% |
債券 | 30% |
金 | 5〜10% |
現金 | 5% |
→リターンと安全性のバランスが良く、長期運用に最適。
🧩 モデル③:成長志向タイプ(リスク許容度:高)
資産 | 割合 |
---|---|
株式 | 80% |
債券 | 10% |
金 | 5% |
現金 | 5% |
→FIREを目指す人向き。リターン重視だが、暴落に注意。
リバランスのすすめ
ポートフォリオは「作ったら終わり」ではありません。
✅ 年1〜2回、以下をチェック:
- 株価が急上昇 → 株を一部売って債券や金へ
- 株価が暴落 → 株を買い増して元のバランスに戻す
▶️ これが感情に流されない資産管理術=リバランス
まとめ|自分に合った「守りと攻め」の最適解を探そう
資産 | 主な目的 |
---|---|
株式 | 資産を「増やす」役割 |
債券 | 資産を「安定させる」役割 |
金 | 資産を「守る」役割 |
現金 | 生活防衛資金として「すぐ使える」安心感 |
では私自身のポートフォリオは?現段階では株式とGOLDと現金の割合を決める。現金は生活費の1年分を確保する。金は株式とGOLDの合わさったETFを所有。(S&P GOLDプラス)これはレバレッジのきいたインデックスとGOLDのミックスで、純粋な金価格ではないです。残りは米国ETFで積み立てを行います。
株式 | 85% |
ETF+GOLD | 10% |
現金 | 5% |
かなりリスクよりのポートフォリオを取っているのは、老後の資金が目的ではなく、1億円まで早く達成させて、今の時間と資金を最大化させたいから。5000万円まで行けば老後気にしなくてもいいかと思いますが、今の時間をお金で買うにはまだまだ資金の積み立てが必要です。その工程も自身の成長の