◇登山コース◇
1日目:桜平駐車場~オーレン小屋(1:20)~硫黄岳(1:20)~横岳(1:10)~赤岳(1:30)~阿弥陀岳(1:25)~行者小屋(1:10)~赤岳高専(0:40)~赤岩の頭(1:50)~峰の松目(0:50)~オーレン小屋(0:30)
2日目:オーレン小屋~東天狗岳(1:50)~西天狗岳往復(0:40)~東天狗岳~オーレン小屋(1:15)
*時間は標準タイム。休憩時間は含みません。
桜平駐車場に車を止めてまずはオーレン小屋に向けて出発です。ちなみに桜平までの道が悪路なのでタイヤのパンクに注意です・・・オーレン小屋までは高低差の少ない静かな山道を進みます。6~7月の八ヶ岳は緑が多くコケもたくさん生えている為、まるでジブリの世界は旅しているかのようで好きです!
オーレン小屋から硫黄岳へ
オーレン小屋は標高2,330mにあり樹林に囲まれた山小屋でテント場(60張)もあります。テント場にはスノコが設置されている場所もあって、先着順で使用できます。テントも張りやすいので初心者が利用しやすいテント場です。因みに私の初めてのテント泊はここでした!オーレン小屋にはなんと館内にお風呂が付いていて薪で沸かしたお風呂に入ることができます!水が豊富な八ヶ岳だからこそ利用できる貴重な山のお風呂です。その他にも魅力の多いオーレン小屋の詳細はこちらから確認ください。
さて、オーレン小屋から先に目指すは夏沢峠を経由して硫黄岳へ向かいます。夏沢峠からは分岐があり標高2,110mの秘境本沢温泉へ行くことができます。また次の機会に行ってみたいと思います。
硫黄岳方面に向かうには正面の小屋の奥へ進みます。まだ樹林帯が続きます。
樹林帯を抜けるとケルンが並ぶ稜線へ出て、視界が開けます。硫黄岳まではもう少しです!
硫黄岳の山頂はかなり広いです!!バスケットコートを2面並べてもまだ足りないくらい広いです!ここからの展望は遠くに赤岳~阿弥陀岳の稜線や爆裂火口といった火山口の後が見られる。ここは迫力があり見所ですね!火口上の道を先端まで歩いて行けますが危険なので行き過ぎは注意です。
広い山頂と遠くに見える赤岳~阿弥陀岳。
硫黄岳から横岳
硫黄岳山荘へ一旦下ってそのまま横岳へ向かいます。横岳周辺は高山植物が多く、お花が綺麗に咲いていました。6月頃ならツクモグサが見れる場所で有名で、それ目的で訪れる登山者も多いでしょう。
横岳は岩場や急な斜面でのはしごなどがあり、慎重に登っていきましょう。山頂はそれほど広くないので一服したら次へ向かいます。
横岳を通過すると南の主峰赤岳に向かいます。稜線の分岐で途中にお地蔵さんがおります。ここから地蔵尾根を下って行くと行者小屋まで下山できます。かなりの急斜面なので滑落に注意です。
地蔵尾根は落ちたら大変です・・・
横岳から赤岳
お地蔵に挨拶をしてその先に見えてきた赤岳。硫黄岳から見えていましたが、近づくにつれて大きくなり、迫力が増していきます。山頂直下から見えているのが赤岳頂上山荘です。因みに手前を通過した山荘は赤岳展望荘です(写真は撮り忘れました)
赤岳頂上山荘を通過して、その先20~30m程先が山頂です。ついに赤岳の頂上へ到着します!どんな景色が待っているのか!!!
チーーン・・・つい先程までの青空は何処へ行ってしまったのか。残念ながら展望は無しです。本来は北から南の八ヶ岳一望はもちろん富士山や南アルプスまで見渡せる絶景の山頂なんですが、本当に残念でした。しばらくしても晴れる様子もない為阿弥陀岳へ向かいます。
赤岳から阿弥陀岳へ
阿弥陀岳へ行くには今来た道の反対へ一度下り、稜線途中の中岳へ登り返してまた下り、阿弥陀岳の登り分岐点に入ります。阿弥陀岳への登りは手も使って岩を掴んで登っていくのでより慎重に進んでいきます。冬季の阿弥陀岳は雪崩事故もあり危険です。
はい。同じく真っ白の景色。本当はここからの景色もいいはずです!
ここからは下山の開始です。はじめのオーレン小屋へ戻ります。休憩ポイントは行者小屋で水も補給できるのでありがたいです!八ヶ岳の水はおいしい!更に下って行き赤岳鉱泉でも一服できます。宿泊や食事でも利用できます。
阿弥陀岳からかなり標高を下げてきましたがここからがまた大変です。赤岩の頭と言われる硫黄岳への分岐点まで登り返しです。疲れてきた体に応える最後の登りです。
赤岩の頭からは今日歩いてきた山を見渡せてとても充実感に浸ることができます。オーレン小屋までも歩いて30~40分なので最後にここでゆっくりできます。初めにも書きましたがオーレン小屋のお風呂が楽しみです!
スノコが開いていてラッキーです!樹林帯の中なので、まさに森林浴ですね!使用テントはモンベルのステラリッジ1型。小型軽量なので縦走でも負担が少なくていいです。今日はこのままコーヒーでも飲みながらゆっくりして、明日の天狗岳に備えます。
オーレン小屋から天狗岳
2日目の天狗岳は時間にも余裕がある為、朝ご飯をゆっくりとって出発しようと思います。
東天狗岳山頂は3方向の分岐点。黒百合平方面は冬季に渋の湯登山口から登ってきたルートです。今回は西天狗岳の往復を得て下山します。
八ヶ岳はこのような分岐点が多くていろいろなルートを楽しめるのがいいですね!
隣り合わせの山頂で短時間で2座を満喫できました!あとはオーレン小屋へ戻り下山します。
八ヶ岳は多くのルートがあり、山頂だけでなく、神秘的な樹林帯や温泉も楽しめて水もおいしいです。稜線歩きも楽しく、1日でいくつもの山を楽しめます。八ヶ岳はコケや樹林帯も魅力的で、森林浴は気持ちよく最後の最後まで楽しめる登山です。何度でも違うルートで楽しみたくなります。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
まだ見ぬ絶景を求めて
今日という一日に感謝を
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★