登山者の心理学は、登山を通じて磨かれるスキルや考え方が、日常生活でも大いに役立つものです。登山で身につくスキルは主に計画力、判断力、行動力応用力、体力等様々で、それぞれを高める事でより大きな目標(山)にチャレンジできます。
登山の心理学は、自身の経験でこそ身に付き、その環境に身を置いて学べるものです。特に若いうちから登山の経験で学んだことはその後の自分の人生に大きく影響する最高の「自己投資」となるでしょう。そんな登山で学べる心理学を見ていきましょう。
目標設定
まず、目標設定が大切です。登山者は山頂を目指す目標を持ち、それに向かって努力します。
目標の山が大きく険しいときは体力、知識、経験が必要となりその山に向かう前に他の山で経験を積むことも必要でしょう。
この考え方は、日常生活でも自分の目標を明確に設定し、それに向かって進むために役立ちます。目標なく毎日を過ごしていては充実した日々を過ごすことができず、時間だけが経過してしまいます。
計画性
計画性も重要です。登山は計画と準備が欠かせません。同様に、日常生活でも計画を立て、物事を整理して行動することで、効果的に目標を達成できます。
登山は計画を作る段階で始まっていて、自分の体力などの体作り、道具や技術を身に付けることも計画する必要があります。
問題解決力
問題解決力も必要です。山で問題が発生した場合、冷静に考えて解決策を見つける能力が求められます。このスキルは、日常生活でも困難な状況に遭遇したときに冷静に対処するのに役立ちます。中には諦めなければならない問題や、撤退する勇気も必要で、その判断力も養われます。
協力とコミュニケーション能力も大切です。登山は通常、仲間と連携して行われます。協力し、助け合うことは成功の鍵です。日常生活でも、協力し、助け合うことで、より良い関係を築くことができます。
最後に、忍耐力と粘り強さが求められます。登山者は困難な状況に耐え、最後まで諦めない粘り強さを持ちます。この特性は、日常生活でも困難に立ち向かい、途中で挫折せずに目標を達成するために重要です。
まとめ
登山の経験は体も心も思考も鍛えられ、強い心を持った人間に成長させてくれます。目標に近づく為には山の稜線を歩くように一歩ずつしかありません。進むのも辞めてしまうも自分次第です。
人生は結果だけがすべてではありません。今の目の前のことを楽しみ、生きていることを実感し、感謝する心に気付き、充実した日々を過ごすキッカケになった登山では多くのことを学べると思います。