◇登山コース◇
谷川岳ロープウェイ~天神尾根~トマの耳~オキの耳(1,977m)
標準コースタイム 上り 2時間30分 下り 2時間
距離 約6.95m
1月の谷川岳へ行ってきました。関東の豪雪地帯として知られる、みなかみ町にある谷川岳はまさに豪雪の山。この時期はアルプス級の絶景と雪山を楽しめます。
ロープウェイで天神平へ
午前9時のスタート。今回はロープウェイを使って天神尾根から登って行きます。他ルートでは西黒尾根を登るルートもあり、日本三大急登と言われ、急な斜面がトマの耳まで続いてます。積雪期では更に急斜面の印象になります。天神尾根から登る場合はロープウェイで天神平まで上がり、スキー場を経由して稜線を歩いて行きます。西黒尾根よりは登りやすいです。
天神平はスキー場となっている為コースの脇を登って行きます。ロープで仕切られているので間違って入らないように注意しましょう。少し進むとスキー場を見渡せます。
スキー場を背にして進んでいくと遠くには目指している谷川岳のトマの耳が見えています。まだまだ先が長いですね。この辺りは雪の量が多くてアルプス級の景色に圧倒されます。
朝はガスが多く山頂が見え隠れしていましたが段々ガスが晴れてきました。ガスガスからの晴れ間は雪山だけじゃないですが、山を楽しむ醍醐味ですね。テンションも上がります。
天神尾根の稜線歩き
天神尾根は稜線歩きを楽しめるルートで、夏季ルートでの風景は岩場や木々の間の登山道を歩け、紅葉などの季節の変化を楽しめるルートです。冬季は積雪量が多い為岩場や木々が雪で埋もれて景色が一変し、視界を遮るものが無いシンプルで開放感のある風景です。
左側に見えてくるのが万太郎尾根。こちらも圧巻の雪景色になっていました。
風景ばかり撮っていますが、肩の小屋まではなかなかの急な斜面が続きます。状況によってワカンがあった方が登りやすいですが、ただひたすらに登って行きます。肩の小屋付近にある分岐の標識が見えてきました。ここまでくればもう一息です。青空も見えてきて山頂の景色に期待ができます!
山頂手前まで上がってくると万太郎山方面も景色が開けて、THE雪山の絶景が広がってます!やっぱり雪山は青空が似合います。
谷川岳は風が強く、雪の吹付が形成する雪庇が育ってます。トマの耳の山頂は広くはないですが、雪庇が広がって広く見えます。写真の右側半分は雪庇なので、行き過ぎは危険です。
山頂 トマの耳
トマの耳の山頂に登頂!風が強い!
風が強く表札が雪で隠れています。雪も待って右側に強く流れていってます。奥に見えているのがオキの耳です。ここから10分くらいでしょうか。
オキの耳から見たトマの耳の山頂。雪が舞い神秘的な風景となっております。オキからみたトマがシャープでカッコよく見えます!
オキの耳山頂から振り返ると言葉にならない景色が見れます。人気のある山で、週末は人も多く、山頂は賑わいます。私は人の居ない静かな山頂が好きなんですけどね。厳冬期といえど天候の安定した日に行けば快適な山です。
奥の院からの景色
おまけでオキの耳のもう少し先にある奥の院があり、そこから覗ける景色が絶景!!オキの耳で折り返すのは勿体ない!是非こちらまで足を運んでみたい所です。
今回の谷川岳(雪山)はスキー場を超えてからのずーと絶景続きの稜線歩きに満足です。関東の山でもアルプス級の絶景!谷川岳はもう何度も登ってますが、毎回違う印象で、何度でも行きたい山です。中でも雪山は圧巻の景色です。西黒尾根は急騰で、体力勝負ですが、ロープウェイを使う天神尾根は登りやすいので、雪山初心者でもオススメできる山です。雪山好きなら1度は行きたい山です。