登山を十分に楽しむ為に山で1泊し穏やかな時間の流れを感じながら、日の入りや日の出を過ごす時間がたまらない魅力です。山に泊まるには【山小屋泊】【テント泊】があり、どちらも違った魅力があります。同じテント泊でも場所や時期の違いで毎回新鮮な経験となる貴重な体験でした。まさに一期一会となる経験となります。
山泊は登山工程が2日間以上になる為、行動の範囲が広がり日帰りではできない計画が立てられ、更なる経験になって自身のレベルアップができます。
山小屋泊
小屋泊は泊まる場所や食事など提供してもらえる為持っていく荷物が少なくて登山の負担が少ない他、天候なども夜の間は心配なく安心感があります。山泊を始めるにはまず小屋泊がやりやすいです。
◇山小屋泊のチェックポイント◇
✅事前予約 | 山小屋には定員がある為事前に予約が必要。 |
✅余裕を持った到着 | 日が暮れる頃の到着はNG。 |
✅早めの就寝と準備 | 翌日の準備を済ませ早めに就寝し休む。 |
✅着替えの準備 | 汗をかいたウェアは着替えて快適に過ごす。 |
あると便利!便利アイテム
★スタッフバッグ
着替えや濡れた衣類を入れておくのに便利。サイズや色が様々なものがあり、用途別に分けられてザックの中もスッキリします。小さなサイズのものは小物や濡らしたくないものを入れておくのに便利に使えます。
★ポーチ
ポーチは小物の収納をするのに万能です。救急バッグとしてもリラックスタイムでサッと取り出したいものをまとめる時にも重宝します。
★ウェットティッシュ
山小屋はお風呂がないところが多い為、消臭タイプのウェットティッシュがあると快適です。ケースも可愛い!
テント泊
荷物が多くなる為体力と大きめとザックが必要になり、経験も必要。その分テント泊をやる度経験値が付き登山レベルもアップするのが楽しくなってきます。
◇テント泊のチェックポイント◇
✅早めに到着する | テントを張る場所は限られ、早めにスペースを確保する。絶景ポイントでテント張れれば最高の思い出! |
✅重ね着ができるウェア持参 | 山は昼と夜の寒暖差が大きくなる為、夏場でも寒さ対策は必要。秋以降はホッカイロもあると安心。 |
✅テント場用シューズ | 登山靴は重く、テント場で脱いだり履いたりは大変。余裕があればテント場での履物があると便利。 |
テント泊の道具
★テント
軽量でコンパクトなものがオススメ。
★寝袋
保温力と軽さで選びたい。行動シーズンによって使い分ける寝袋用カバーと併用で快適さ向上。
★マット
地面からの底冷え防止と凹凸を軽減させ快適に寝るために必須装備。
その他の快適グッズ
テント装備は最低限でも多くなってしまう為、なるべく軽量でコンパクトになるものが良いです。軽量コンパクトなものは価格が高くなる傾向がありますが、長く使うものになるので気に入ったものを選んだ方がいいです。更に余裕があれば使ってよかった物が他にもあります。山で料理をするならクッカーやバーナーが必要で、コーヒーを淹れるだけでも雰囲気が変わります。小さなランタンがあると夜の時間が楽しく、真っ暗なテント場に暖かく光るランタンがあると気分が上がります。虫よけ対策にアロマの香りがするスプレーをテントの中で使用すると、よりリラックスできます。これらは荷物が増えてしまいますがあるとテントで過ごす時間そのものを楽しめ、自分なりの楽しみ方ができてきます。何度もテント泊をチャレンジしてアレンジしてみましょう。
【まとめ】テント泊と山小屋泊、それぞれの魅力を知って自分らしい山旅を
テント泊と山小屋泊、どちらにもそれぞれの魅力があります。
テント泊では、自分だけの静かな空間や自然との一体感を味わうことができ、装備や自立性も求められる分、達成感や自由度が高い登山スタイルです。一方で、天候や寒さ、設営の手間などのハードルもあり、経験や準備が重要です。
山小屋泊は、悪天候時でも安心できる環境と食事や寝具の提供があるため、初心者やファミリー登山でも利用しやすく、安全性や快適さが魅力です。ただし、費用や混雑、時間の制約もあり、事前の予約や計画性が求められます。
どちらが良いというわけではなく、目的や季節、同行者のスキルや体力によって最適な選択が変わってきます。ときにはテント泊で自由な冒険を、ときには山小屋で心地よいひとときを——そんな登山の楽しみ方も良いのではないでしょうか。
自分のスタイルや目的に合わせて、ぜひ山の泊まり方を選んでみてください。山の夜は、きっと人生に残る時間になるはずです。そして日々の生活に感謝する心が自然と芽生えてくるはず!